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ナイチンゲール看護研究所
Florence Nightingale Archive
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エピローグ

 ナイチンゲールの幅広い業績を7つに分類し、7つの顔を持つナイチンゲールとして紹介してきました。その1つひとつの顔は、どれも鮮やかで奥深く時代の先端をいくもので、それは誰も手懸けない領域を先駆する専門家としての顔でもありました。

 しかし、これらの顔はどれもすべて同じ方向を向いており、その姿勢はいつでも、同じ目標に向かって立ち続けていました。
 それは“人間が人間らしく生きていける社会の創造”という方向であり、“国民の病からの解放と健康の増進”、さらには“清潔で健康的な住まいの実現”という目標でした。
 そしてこの目標こそ、本来の看護がめざすべき方向や姿と、完全に一致していたのです。

 若い頃には寸暇を惜しむことなく、事実の意味を探りあるべき姿の実現に向けて働き続けたナイチンゲールでしたが、晩年にはその心も身体も穏やかに丸みをおび、ナイチンゲール・ナースたちの活躍に目を細め、助言を惜しまず、在校生や卒業生たち、さらには留学生たちを大事にして過ごしました。ここで育ったナイチンゲールナースたちは、その後世界の看護に影響を与え、看護の世界の発展に大きく寄与したのです。

 その結果、ナイチンゲールの存在は、当時の英国社会を大きく変えるエネルギーとなったばかりでなく、世界中の人々に看護という仕事の大事さを確認させ、女性たちの自立を促す専門職を創出することになったのです。

 そして何よりも、ナイチンゲールの多彩な能力は、最終的には“看護の原理”あるいは“看護思想”の構築という方向に結晶化されていきました。

 ナイチンゲールが提起した看護思想は、“看護の原形”として、看護の「なりたち」や「かたち」を教えています。ですから、後世の看護師たちが己の看護人生を歩む途中で迷ったり悩んだり諦めかけたりした時、この原形思考に戻って考えてみれば、必ずや何らかの答を見出すことができる、ナイチンゲール看護思想には、そういう性質が備わっているのです。

 ナイチンゲール思想の真髄は、その「疾病観」と「生命観」と、さらにその「看護観」と「健康観」として表出されており、それらはナイチンゲール思想の核心にあたる内容を備えています。ナイチンゲールの看護への熱い思いは、その後の看護界の人々へと継承されて今日に至っています。私たちが今なおナイチンゲールの業績から学び続けられるのは、彼女の生命観、人間観、さらには看護観が、時代と国を超えた普遍的なものの見方を内包しているからに他なりません。


              
      
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