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ナイチンゲール看護研究所
Florence Nightingale Archive
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ナイチンゲールの5つの顔

著述家としてのナイチンゲール看護の発見者としてのナイチンゲール
管理者としてのナイチンゲール病院建築家としてのナイチンゲール
統計学者としてのナイチンゲール

著述家としてのナイチンゲール

 ナイチンゲールは、クリミア戦争終結後、体調を崩してひそかに帰国しました。それに加えて、兵舎病院で亡くなった多くの兵士たちへの追悼の意を、陸軍の衛生状態の改善という、具体的な形にして示そうという意図もあったのだと思われるのですが、帰国後の36歳以降、彼女は二度とユニホームを着て臨床現場に立つということはありませんでした。そして90年の生涯を終えるまで、ベッド上の生活を余儀なくされたのです。

 ではこの間、50年にも及ぶ長い年月を、彼女は一体何をして過ごしていたのでしょうか。その際立った特徴は、なんといっても150点にも及ぶ著作を書き残し、さらには1万2000点もの手紙を書き残したことにあります。ここにナイチンゲールが著述家といわれる所以があります。

著作集、書簡集、言葉集
 しかも、ナイチンゲールが著した書は、決して看護に関するものばかりではありませんでした。もちろん看護に関する書物は47点もあるのですが、そのほかに病院に関する文献、建築に関する文献、統計学に関する文献、社会学や福祉や宗教に関する文献まで、彼女が手がけた領域は多岐にわたっています。さらにそれらの内容はどれもが第一級で、一作一作がそれぞれの領域において、名著であるばかりでなく、普遍的(古典的)な価値が高く、後世の専門家たちの間で継承され、今日に至っているというのが実態なのです。

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