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ナイチンゲール看護研究所
Florence Nightingale Archive
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ナイチンゲールの5つの顔

著述家としてのナイチンゲール看護の発見者としてのナイチンゲール
管理者としてのナイチンゲール病院建築家としてのナイチンゲール
統計学者としてのナイチンゲール

看護の発見者としてのナイチンゲール

 ナイチンゲールは、すぐれた看護婦でしたが、その前に「看護とは何か」を発見した人として記憶されなければなりません。

 ナイチンゲールは、看護婦になりたいと決心してから、実際に看護婦として臨床現場に立つまでの間に、なんと15〜16年という歳月が経っていました。しかしその間のナイチンゲールは、自分なりの学習を積み重ね、多くの施設を見学し、統計表に目を通し、当時の患者がおかれた実態の把握に努めたのでした。そうした努力の結果として、さらにはクリミア戦争での実体験を経て、ナイチンゲールには看護の本質や原理がはっきりとみえたようです。まさにナイチンゲールは看護を発見した人なのです。

 明らかにされた看護の定義は、人類史上初めて「看護覚え書」(初版は1859年)という書物の中に書き記されました。以下はその定義の内容です。


「看護がなすべきこと、それは自然が患者に働きかけるに、最も良い状態に患者をおくことである」

「看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静けさを適切に整え、これらを活かして用いること、また食事内容を適切に選択し適切に与えること。こういったことのすべてを患者の生命力の消耗を最小にするように整えることを意味すべきである」
看護覚え書き
『看護覚え書』


 このように書かれた看護の定義は、その後の看護界の変化にもかかわらず、世界の多くのナースたちに受け継がれ、時代と国を超えた原理として、広く認識され、また実践に移されています。今日のわが国において、若い看護学生に『看護覚え書』を読むように勧めるのは、こうした背景があるからです。

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